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虹の向こう側

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すべての美しい闇のために

もうひとつの素敵な「タイミング」がありました。

ブログを読んで電話をくれたのは音楽家の長屋和哉さん。久々の懐かしい声でした。大変だったね、よかったら八ヶ岳に遊びにおいで。と一人、父の遺骨とアパートに残された寂しい私に声を掛けてくれました。実はもうひとり、ブログを読んですぐにメールをくれたのが作家の佐伯紅緒ちゃんでした。「もし誰かとごはんを食べたくなったら遠慮なく連絡ください」と。距離をおきながらもその愛ある言葉に思わずじ~んと来ました。紅緒ちゃんと一緒にごはんを食べた時、「みさおさん、あれはかなり高度なSOSだった」。自分自身でも気づかない微弱な電波・・・、でもきっと私はSOSを発していたんだろうな・・・。文章の奥底にそれを感じてくれたのが二人の作家さんだったというのは貴重な体験でもありました。私も文章の奥底に秘められた感情までを読み取る感性を磨きたいな、と思わせてくれました。

そして長屋さん。電話をもらった時に「実はエッセイが出版されるんだ」とのこと。タイトルは以前リリースしたCDと同じ「すべての美しい闇のために」。発売日に書店に飛んで行きました。今、入荷されたばかりでまだ店頭にもならんでいないホカホカの新書を手にしました。内容は、9編のエッセーで構成されていて、どれも魂をゆさぶる美しいものばかりでした。3歳の時にお父さんを亡くした長屋さんの根底に流れる美しい闇と闇を見つめる人の優しさが溢れていました。アパートでの一人暮らしが光と闇に寄り添う今の私にはとても心地よかったので、ほとんど人に会うこともなく毎日を送っていたけれど、長屋さんの文章を読んで、八ヶ岳の長屋さんに会いに行きたくなりました。この時期に私が手にし得る最高の魂のやすらぎ、そして優しさが「すべての美しい闇のために」という本の中にありました。

久々に会う長屋さんはタバコをやめて、なんだかとてもさっぱりしていました。

「すべての美しい闇のために」、ぜひ、ご一読ください。美しい表紙も印象的です。

私はいつも素敵なご縁とタイミングの中で生かされているな。
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by serendip888 | 2007-12-04 13:33 | 独り言
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