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虹の向こう側

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波打ち際の命

朝は日が差していたものの、お昼過ぎからまた嵐が戻って来ました。時々雷鳴もしてなかなか本格的。雷、閃光、嫌いじゃない。自然界の音を聞くのは時には命の波音のように心も体も活性化されるようです。

昨日本棚の整理をしていたら本の隙間から小さなハードカバーのノートブックがぽとりと落ちた。開いてみると見覚えのない文字。母の日記だった。入院するまでの2ヶ月程の短い日記だった。母の弟が脳梗塞で突然倒れて死んだこと。それに引き続き自分の体がどんどん調子悪くなっていった様子。最後のページには「必ず歩いてみせる」と書いてあった。その直後母は入院して、結局二度と歩けないまま亡くなった。

思うのは命というのは大海の波打ち際に生える野の花のようだな、と。ある時大波がやってきて、根こそぎ足元をすくわれて海へと押し流されていくもの、地に深く根ざしてなんとか大地を踏みしめて残るもの。でもいつかは何度もの大波の果てに全ての花が海に帰っていく。

私があの時もっと母のそばにいたら、母はもっと強く地に根を張れただろうか。日記なんか書いたことの無かった母が最後の力を振り絞って遺した文字が、母の命への力となって私に流れ込む。

外は嵐だねえ、お母さん。大波にさらわれないように、まだもうちょっと頑張ってみるよ、私は。
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by serendip888 | 2008-01-06 07:04 | 独り言
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