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虹の向こう側

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おくりびと

ジャパンタウンのKabuki Theaterがいつの間にかおしゃれなSundunce Cinemaになっていて、その中の定員50人という小さなシアターで「おくりびと」観賞。観る前からこれは絶対泣けるだろうな、との予想通り、というか予想以上に映画のエピソードが身につまされることばかりで、泣けました。一昨年の父の葬儀の時のことを思い出したなあ。あの時棺の種類を選ぶのに、躊躇なく一番下のグレードを選んだ私でした。何しろ財産も何も残さずにきれいさっぱり死んでいったあっぱれな父に替わって、葬儀もごくシンプルに出来ればお葬式さえしなくたっていいと思っていた私。もちろん日本の親族家族の強い要望でお葬式はしましたが。しかしこの映画を観て改めて思うけど、あの時お葬式をしてよかったな、と。亡くなった父の納棺は最高に美しい儀式で、私の中の最後の父の顔は神々しく、まさに仏の顔でした。母の時も、映画の中のせりふをそのまま、「今までで一番美しい顔だった」。一生懸命生きてくれた体に最大限の敬意を払ってお別れするのってやっぱり大切なこと。

最高に美しく、そして一瞬にして灰。人生は魔法のイリュージョン。
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by serendip888 | 2009-06-07 14:11 | 独り言
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