さて、いよいよニューメキシコに突入。抜けるような青い空、赤い大地。狩猟の民、アパッチ族の煮えたぎるような熱血気質もこの地を踏めば納得出来る。この真っ青な空の下で先住民族と侵攻者との血塗られた戦いが繰り広げられたのだと思うと背中に一筋の冷気が走る。そして、これから向かうホワイトサンズはアメリカが日本に原爆を投下する前に初めて原爆実験をした場所だそうだ。ニューメキシコは明るい日差しと侵略という人間の作った過去の闇が交差する不思議な場所。私達が着物という文化交流のツールを持ってこの地を訪れるという事が巡礼であるというのも深くうなずける。女性性の開花でこの世界を光に変えて行こう!
さて、そのニューメキシコでまず訪れた撮影場所は「ヒラ国立公園(Gila National Park)」。公園内には千年も前にネイティブアメリカンが住んでいた岩山の居住地跡がある。公園入り口にはアパッチ族の最後のリーダー、ジェロニモの記念碑が建立されていた。ギル長老がその建立に大きな貢献をしたとのこと。その貢献もあって、私達撮影隊を快く迎えてくれた公園スタッフの皆さん。なんとパークレインジャー、スーパーバイザーのスティーブさんが自ら撮影の案内をしてくれたばかりか、レフ版持ってカメラ助手までしてくれた。いやあ、これにはびっくり感激。お陰さまで素敵な写真いっぱい撮らせてもらいました。
湯煙旅情たっぷりのイルちゃん&英月ちゃん。ギル長老もまったり^^
あり得ないよね、このシチュエーションでキモノ!
グッジョブ!!!