母が重い病気に掛かって、「人生ってどうしてこんなに理不尽なんだろう」と思った。私は小さい頃から自分で生きる意思を備え付けていたから、どんなことが起ころうとそれは自分の意志で変えることが出来ると信じていた。でも母や自分の家族を見ていると、人生は川に落ちた枯れ葉のように自分の思いとは裏腹に頼りなくただ流されていくように見えた。どんな状況でも自分に出来る事は自分自身を中心に戻すことだと心の何処かで知っていたから、私に出来ることは現実に起こっていることの本当の意味を知ることだった。それで、ボルダー。そこに守護天使をチャネルするリーさんという人がいる。直感のアンテナが思い切りゴーサインを出した。もう本を読んでスピリチュアルの世界を言葉の中で彷徨っている時ではなかった。カラダごとぶつかって行く、それが唯一自分に繋がる手段だった。
ボルダーは天使の住む場所。標高1600メートルでロッキー山脈に囲まれた美しい自然と豊かな文化がそこにある。近年、「アメリカでもっともクールな場所のひとつ」に選ばれたそうだ。おしゃれな街並と美味しいレストラン、住人の数に対してレストランの席数の比率がアメリカで一番高いというグルメの街。そして世界中のランナー達のメッカでもある。オリンピックの金メダリスト達がこぞって住んでいる。国際的な映画祭やカンファレンスが数多く行われるコスモポリタンな街。それもこれもこの場所から発している天使のエネルギーの成せる技。チャクラで言えばハートチャクラのエネルギー。たくさんの笑顔とたくさんの優しさに出会う場所。
12年前はただただ自分の中の失われたピースを探すためにここに来た。あれから12年、想像もつかなかったたくさんのピースが魂の冒険旅行の中で見つかって、気がついたら巨大な宇宙のタペストリーに紡がれていった。そして12年後のボルダーで、更に大きな美しいタペストリーへのピースが見つかった。
人生はセレンディピティの旅。心を開いて前に進めば進む程、宇宙はギフトを与え続けてくれる。見事に手放しながらそして与えられる、絶妙の神の技。
あっぱれ、神様。

まだまだ続くよ。