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虹の向こう側

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ひとりキャンプの醍醐味

ひとりキャンプの醍醐味_d0050616_34164.jpgある時、ふと気がついたら、まったく想像もしなかった新たな世界にいた。ひとりキャンプは私にその驚きと感動をくれた。過去のひとつひとつの体験が今の私を造っているとしたら、人は明日の自分を予測できるはずなのに、自分の未来なんて、どう変化していくのか、ほんとうは自分でもまったくわからないものかも。でもそれが輝きながら生きている魂の進化かも。ひとりキャンプが教えてくれたことは、人はやっぱり一人だということ。人とやるキャンプももちろん楽しい。役割分担があり、ご飯を作ってくれる人がいて、その場の楽しさを共有できて、人生について語り合ったり・・・。でもでも、シャスタを真正面に、そのエネルギーだけの中にいること、そして自分の中にそのエネルギーをどか~んと頂く。もう他に何もいらない、至福の時。人という存在は大自然のエネルギーと繋がって初めてその輝きを認識出来るんだなあ、と思う。かつて星野道夫さんの歩んだ道を私もほんのちょっとだけど、垣間見ることが出来た気がする。ひとりで自然の中に身を置く時が彼にとって最高の至福の瞬間だったのだろうか。山を仰ぎながら、ふと、ああ、ずっとこうしひとりキャンプの醍醐味_d0050616_3452897.jpgていたい・・・と思った。もし帰るべきお家がなかったら、いつまでもいつまでもこうして何も考えず、ただぼーっと山を見つめていたかった。シャスタの神様が私に用意してくれたキャンプスポットにはなんと広い裏庭(?)があって、そこからはシャスタを一望出来る。多分全部で10個あるサイトのうち、この景色を拝めるのはこのスポットだけ。さすがに今回はシャスタの神様の存在をビリビリと感じる凄い体験だった。ひとりでキャンプする、という、私にとっては前代未聞の大冒険をシャスタの神様は心から喜んでくれているようだった。私の中で、自分自身への大きな信頼も生まれた。人は時が満ちさえすればどんなことだってクリア出来る。あがけばあがくほど、宇宙はちゃんとその答えとご褒美を用意してくれる。

今回ほどシャスタの生のエネルギーを直接感じたことはなかったなあ。もう涙が出るくらいこの山に愛と感謝の気持ちでいっぱいになった。

なにかね、すっごい大きなものとちゃんと繋がった気がするんだ。
by serendip888 | 2008-07-17 03:49 | シャスタ
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